ハイパーマーケットでは総合食品・日用品を中心に据え、その他に衣料、DIY用品、書籍、玩具などを含めた多岐にわたる商品を倉庫をそのまま店舗として使用しているような大きなスペースに陳列する。顧客は購入希望の商品を用意されているショッピングカートに乗せて集め、出口ゲートを兼ねたレジにおいて決済手続きをする。専門の売り場ごとに決済をするゼネラルマーチャンダイズストアとはこの点が大きく異なる部分である。
この形態は典型的な郊外型の店舗であり、屋上または周囲に大規模な駐車場を設けてあり、まとめ買いをする顧客をターゲットにしている。建物の外装には余りコストをかけず天井がむき出し(配管などが見える状態)であることが多く、ショッピングカートで移動しやすいことに着眼点のある売り場設計がなされていて、1階から多くても3階建ての建物で各フロアの面積が広い。加えてエスカレータはショッピングカートをそのまま乗せることができる斜度が低くステップが段差にならないものが使用される。
大量仕入れをすることや店舗外装にコストをかけないようにしているため、スーパーマーケットなど他の形態の店舗の販売価格よりは商品が2割~3割安く売られている場合が多い。世界に先駆けカルフールがハイパーマーケット形態の店舗を出店したことでよく知られている。
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