商圏(しょうけん)とは、ある商業施設が影響を及ぼす地理的な範囲をいう。
商圏の中心から辺縁部までの距離を商圏距離、その施設を利用しているか否かに関わらず商圏内の全人口を商圏人口という。
日用品は近所のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで購入し、家電製品は郊外の家電量販店で購入する、といったように、商品や商店の業態により商圏は大きく異なる。
商圏の見極めは事業者にとって非常に重要で、特にフランチャイズの新店舗を展開する際には、その地域における販売戦略の一環として商圏分析とエリアマーケティングが欠かせないと言われている。
また、「駅前商店街の商圏は広くてもふた駅隣まで」「東京の商圏は関東全域に及んでいる」といったように、個々の商店だけでなく、商店街やショッピングセンターなど商店の集合体について、あるいは都市圏の概念を併用して用いられる場合もある。