割引現在価値(わりびきげんざいかち)とは異時点間における貨幣価値の差をなくして比較するために用いる考え方である。
割引現在価値(わりびきげんざいかち)とは異時点間における貨幣価値の差をなくして比較するために用いる考え方である。
割引債(わりびきさい)は、額面より低い価格で発行される、利息がゼロの債券である。
ランダム・ウォーク理論 (Random Walk Theory ) とは、株価の値動きについての「予測の不可能性」を説明する理論。相場の値動きを論じた多くの理論のうちの一つである。
ランダムウォーク(英語: random walk)は、次に現れる位置が確率的に無作為(ランダム)に決定される運動である。乱歩(らんぽ)、酔歩(すいほ)とも。グラフなどで視覚的に測定することで観測可能な現象で、このとき運動の様子は一見して不規則なものになる。
ブラウン運動と共に、統計力学、量子力学、数理ファイナンス等の具体的モデル化に盛んに応用される。
現代ポートフォリオ理論(Modern portfolio theory、以下MPT)は、合理的な投資家が分散投資を行い、自身のポートフォリオを最適化し、また、自身のリスク資産をどう価格設定するかを決める理論である。MPTの基本概念はマーコウィッツの分散投資、効率的フロンティア、資本資産価格モデル(capital asset pricing model、以下CAPM)、アルファ、ベータ、資本市場線、証券市場線から成る。
MPTモデルは資産の収益をランダムな変数に、ポートフォリオを複数の資産の集合とみなしモデル化する。つまり、ポートフォリオの収益は複数の資産の収益の加重平均である。ポートフォリオの収益はランダムな変数であり、結果として期待値と分散を持つ。このモデルでリスクはポートフォリオの収益の標準偏差である。
ベンチャー とは、ベンチャー企業、ベンチャービジネスの略であり、新技術や高度な知識を軸に、大企業では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す。
「ベンチャービジネス」という言葉は、元法政大学総長で日本ベンチャー学会特別顧問の清成忠男氏らによって概念が創りだされた和製英語である。新聞などではVBと表記される事が多い。
ベンチャーキャピタル(venture capital、略称VC)とは、ハイリターンを狙ったアグレッシブな投資を行う、投資会社(投資ファンド)の事である。主に高い成長率を有する未上場企業に対して投資を行う。彼らは、資金を投下するのと同時に、経営コンサルティングを行い、投資先企業のバリューアップを図る。 担当者が取締役会等にも参加、経営陣に対して多岐にわたる指導を行い、事業の成功を目指す。 また、ジャフコや大和SMBCキャピタル等の業界大手は、企業買収(バイアウト投資)等も行っており、買収ファンドの一面も持つ。
不確実性(ふかくじつせい)とは、これから起こることが確実でないことを意味する。危険(リスク)と同義で使用される場合が多いが、生起確率すら計算できない場合についてのみ指す場合もある。フランク・ナイトやジョン・メイナード・ケインズらは、後者の意味で不確実性を用いた。
ケインズは、厳密な数学的期待値を計算する基礎がないために、将来を左右する人間の決意は、そのような期待値にではなく、自生的な楽観に依存すると述べ、資本の限界効率がそのような不安定な基礎の上に立っていることから来る投資の不足を問題視した。
証券市場(しょうけんしじょう)とは、金融市場の中で、有価証券(株式、公社債など)の発行が行われる発行市場と、それが流通する流通市場との総称。証券取引所をさすこともある。
企業のファンダメンタル分析とは、財務諸表、健全性、経営、競争優位性、競合相手、市場などを分析することである。先物や為替に適用する場合は、経済、金利、製品、賃金、企業経営の全般的な状況に着目する。
この用語は、他の種類の定量的な分析やテクニカル分析などの投資分析と区別するために使用されている。ファンダメンタル分析は過去と現在のデータを用いて行われるが、その目標は業績予想である 。